藪路村(読み)やぶろむら

日本歴史地名大系 「藪路村」の解説

藪路村
やぶろむら

[現在地名]福山千田せんだ町藪路・緑陽りよくよう

蔵王ざおう山塊が芦田あしだ川に迫り、神辺かんなべ平野から吉津よしづ奈良津ならづに峠を越えてくる道沿いに集落がある。福山城下に入る峠を藪路峠とよんでいる。元和五年(一六一九)の備後国知行帳には「八風呂村」とあり高一四一石余、「寛文朱印留」でも同表記、元禄一三年(一七〇〇)の備前検地帳以後「藪路」に定着。この時の検地で二六一石余に増加。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android