虎丸城跡(読み)とらまるじようあと

日本歴史地名大系 「虎丸城跡」の解説

虎丸城跡
とらまるじようあと

[現在地名]大内町水主

水主みずしの東南、白鳥しろとり与田山よだやまとの境にそびえる標高三七三メートルの虎丸山頂にある。北西麓を与田川、東麓をみなと川が流れる。中腹から急峻となり、天然の要害である。本丸跡は山頂の平坦地にあり、東端新宮しんぐう大明神が祀られている。本丸の西南尾根上にわずかな削平地があり、出丸跡とも思われるが、城郭の規模としては小さい。水主の字別所べつそう城の内しろのうちの地名が残り、里城跡と伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android