虚鐸伝記国字解(読み)きょたくでんきこくじかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「虚鐸伝記国字解」の意味・わかりやすい解説

虚鐸伝記国字解
きょたくでんきこくじかい

尺八文献。山本守秀著。安永8 (1779) 年起稿,寛政7 (95) 年京都にて刊行。「虚鐸」とは尺八の異称。『虚鐸伝記』なる漢籍国文注解を施した体裁であるが,原典は存在しない。普化宗の起源・歴史,虚無僧の起源・系譜,普化尺八曲の由来などを記す。大部分は伝説的で史実とは認めがたい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android