虚静(読み)キョセイ

デジタル大辞泉 「虚静」の意味・読み・例文・類語

きょ‐せい【虚静】

欲望などを捨てて、静かに落ち着いていること。「枯淡虚静の域に入る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虚静」の意味・読み・例文・類語

きょ‐せい【虚静】

〘名〙 虚心で平静であること。欲望などを捨てて、静かにおちついていること。
名人伝(1942)〈中島敦〉「既に早く射を離れた彼の心は、益々枯淡虚静の域にはひって行ったやうである」 〔荘子天道

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普及版 字通 「虚静」の読み・字形・画数・意味

【虚静】きよせい

無心で平静。〔荘子、天道〕夫(そ)れ靜恬淡(てんたん)、寂無爲なるは、天地にして、の至りなり。故に人、焉(ここ)に休(いこ)ふ。

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