蛇之助(読み)ジャノスケ

デジタル大辞泉 「蛇之助」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐の‐すけ【蛇×之助】

《「古事記」にある、須佐之男命すさのおのみこと八岐やまた大蛇おろちに酒を飲ませて退治したという伝説から》大酒飲みのこと。
一谷いちがいの―さまというて…大上戸」〈浮・色三味線・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「蛇之助」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐の‐すけ【蛇之助】

  1. 〘 名詞 〙 大酒飲みを人名のように表現した語。「古事記」にある素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐(やまた)大蛇(おろち)に酒を飲ませて退治した伝説から、蛇(へび)を酒飲みとしていったもの。
    1. [初出の実例]「蛇のすけがうら見の鐘や花の暮 七まとひまとふ藤の枩陰〈常矩〉」(出典:俳諧・蛇之助五百韻(1677))

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