蛍光分光光度計(読み)ケイコウブンコウコウドケイ

化学辞典 第2版 「蛍光分光光度計」の解説

蛍光分光光度計
ケイコウブンコウコウドケイ
fluorospectrophotometer

分光蛍光光度計(spectrophotofluorometer)ともいう.各波長での蛍光の相対強度を測定する光度計キセノンランプなどの光源からの光を一次分光し(励起光という),試料に照射して得られる蛍光を二次分光し,その相対強度を測定する.図に典型的な蛍光分光光度計を示す.

励起光をある波長に固定し,蛍光強度を波長に対しプロットする蛍光スペクトル,また蛍光波長を固定して,励起波長に対して蛍光強度をプロットする励起スペクトルを測定することができる.蛍光分析物質の蛍光特性,また蛍光の消光反応測定に利用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android