蛤蜊観音(読み)はまぐりかんのん

世界大百科事典(旧版)内の蛤蜊観音の言及

【ハマグリ(蛤)】より

…光の異常屈折による自然現象〈蜃気楼〉は,蜃が吐き出す気によって海面に現出する楼台だと解されていた。唐の《酉陽雑俎(ゆうようざつそ)》《杜陽雑編》などに見える,殻の中から仏像が出現したという〈蛤像〉〈蛤蜊観音〉の説話は,ある種の二枚貝にままできる真珠を仏像に見たてたのか,仏像を核にして挿入し貝の真珠層におおわせる古俗があったためであろう。江南の一部の地方で,日本の〈はまぐり女房〉と同型の昔話が伝わっている。…

※「蛤蜊観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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