蛸木科(読み)たこのきか

精選版 日本国語大辞典 「蛸木科」の意味・読み・例文・類語

たこのき‐か ‥クヮ【蛸木科】

〘名〙 単子葉植物の科名。旧熱帯区を特徴づける植物群で三属七百余種が知られている。海岸または塩水性沼沢に生育し、高く伸びた茎に多数の気根が出る。葉は細長く平行脈、葉舌がある。花序は頂生し、総状肉穂花序。すぐ下の二~三枚の茎葉が苞状になる。雄花をなす花軸には多数の雄しべが総状に着き、ふつう、雌花痕跡がない。雌花は多数の心皮が輪状に並び、一ないし多室。果実液果または石果、多くは中空で水に浮く。あだん科。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android