蜂腰(読み)ホウヨウ

デジタル大辞泉 「蜂腰」の意味・読み・例文・類語

ほう‐よう〔‐エウ〕【蜂腰】

女性の、ハチの腰のようにくびれた腰。
漢詩八病はちへいの一。五言詩の1句の第2字と第5字とが同じ平仄ひょうそくになっていること。また、五言詩・七言詩とも1句の第2字と第4字との平仄が同じになっていること。蜂腰病

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精選版 日本国語大辞典 「蜂腰」の意味・読み・例文・類語

ほう‐よう‥エウ【蜂腰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (はち)のようにくびれた腰。また、そのようなかたち
    1. [初出の実例]「湖水曲折し、中に半島を出し、丘岡を環し、窄きところは蜂腰となり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐為斐中丞伐黄賊転牒〕
  3. ほうようびょう(蜂腰病)」の略。
    1. [初出の実例]「自余試用他声韻及第詩等、専無下句蜂腰」(出典:本朝文粋(1060頃)七・請召問諸儒決是非文章生試判違例状〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔滄浪詩詁‐詩体〕

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普及版 字通 「蜂腰」の読み・字形・画数・意味

【蜂腰】ほうよう(えう)

詩の八病の一。また、細腰。唐・皇甫松〔球楽〕詞 紅撥して一聲飄(ひるがへ)る 輕裘、越(ゑつせう)に(お)つ 帶はる、金孔雀 香は滿つ、

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