蝸牛の庵(読み)かぎゅうのあん

精選版 日本国語大辞典 「蝸牛の庵」の意味・読み・例文・類語

かぎゅう【蝸牛】 の =庵(あん・いおり)[=廬(ろ)・=家(いえ)

ささやかな住まい。蝸廬(かろ)
※俳諧・本朝文選(1706)五・紀行類・南行紀〈李由許六〉「二月晦日といふ日に、蝸牛の家を離れ、名吉の国廻りにうかれ出て」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一人迹稀な寒村百姓家にしばらく蝸牛の庵を結んで居たのです」 〔魏志注‐管寧伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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