蠕蠕（読み）ゼンゼン

デジタル大辞泉

ぜんぜん【蠕蠕】

柔然じゅうぜんの異称。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ぜん‐ぜん【蠕蠕】

[1] 〘形動タリ〙 虫など小さいものがうごめくさま。〔史記索隠‐匈奴伝〕

[2] ＝じゅうぜん（柔然）〔魏書‐蠕蠕伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【蠕蠕】ぜんぜん

北方族の名。

字通「蠕」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

日本大百科全書(ニッポニカ)

蠕蠕
ぜんぜん

→柔然

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

山川 世界史小辞典 改訂新版

蠕蠕(ぜんぜん)

⇒柔然

出典　山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」

旺文社世界史事典 三訂版

蠕蠕
ぜんぜん

⇨ 柔然

出典　旺文社世界史事典 三訂版

世界大百科事典（旧版）内の蠕蠕の言及

【柔然】より

…5～6世紀にモンゴル高原を支配した遊牧国家。蠕蠕（ぜんぜん），茹茹（じよじよ），芮芮（ぜいぜい）とも書き，モンゴル系といわれる。中核部族たる郁久閭（いくきゆうりよ）部は初め鮮卑拓跋部に属したが，4世紀その支配を脱して柔然の号を立て，拓跋部の華北建国とともに，かわって内モンゴルを制圧した。…

※「蠕蠕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」