血漿蛋白質(読み)けっしょうたんぱくしつ(英語表記)plasma protein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「血漿蛋白質」の意味・わかりやすい解説

血漿蛋白質
けっしょうたんぱくしつ
plasma protein

血漿中に含まれる蛋白質で,電気泳動および免疫泳動によって約 40種類が検出される。通常の電気泳動では,アルブミン,α1 ,α2 ,β, ,およびγ-グロブリンの6分画が分離される。ディスク泳動によればさらに細かく分離することができる。血漿蛋白質が異常に増減すれば,高蛋白血症あるいは低蛋白血症が生じる。血漿蛋白の増減や分画の変動を調べると病態解析には役立つが,診断のための特異的な検査にはならないことが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android