改訂新版 世界大百科事典 「血管収縮薬」の意味・わかりやすい解説 血管収縮薬 (けっかんしゅうしゅくやく)vasoconstrictor 血管壁の筋肉に働きかけて血管を収縮させる薬。臨床的には,主として交感神経興奮薬のうちα受容体興奮作用の強いものを局所的に適用して粘膜や皮下組織の血管を収縮させ,充血の除去,粘膜分泌の抑制,手術時の止血などに利用する。アドレナリンは作用の持続が短いので,それよりも持続性のフェニレフリン,エフェドリン,ナファゾリンなどの溶液が一般に使われる。→自律神経薬執筆者:粕谷 豊 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by