血酒(読み)チザケ

デジタル大辞泉 「血酒」の意味・読み・例文・類語

ち‐ざけ【血酒】

誓いをたてるときに、互いの杯に血を垂らして飲み合うこと。また、その血。
長崎には物の固めに―飲むとや」〈浄・博多小女郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「血酒」の意味・読み・例文・類語

ち‐ざけ【血酒】

〘名〙
動物などの生血(いきち)をしぼって、酒のように飲むこと。また、その血。
浄瑠璃・酒呑童子枕言葉(1710頃)四「血酒をやめてたべつけた御酒にいたさんと」
② 堅い約束を結ぶ時、互いに杯の中に血をしたたらし、これを飲み合って誓いのしるしとしたこと。また、その血。
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)長者終「承り及ぶ長崎には物のかために血酒(チザケ)飲むとや」

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普及版 字通 「血酒」の読み・字形・画数・意味

【血酒】けつしゆ

血盟の酒。

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