行ずる(読み)ギョウズル

デジタル大辞泉 「行ずる」の意味・読み・例文・類語

ぎょう・ずる〔ギヤウずる〕【行ずる】

[動サ変][文]ぎゃう・ず[サ変]
修行をする。「道を―・ずる」
行う。
「此の優婆塞うばそく善を―・ずる人と聞きて」〈今昔・二・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行ずる」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐・ずるギャウ‥【行】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ぎゃう・ず 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 物事を行なう。する。ふるまう。
    1. [初出の実例]「然て媱(いん)を行じつる時に」(出典今昔物語集(1120頃か)二九)
  3. 仏道などの修行をする。
    1. [初出の実例]「孔雀王咒をならひ行じて」(出典:観智院本三宝絵(984)中)
  4. 行く。歩く。
    1. [初出の実例]「四方に各七歩を行(ぎゃう)ぜさせ奉る」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)

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