術中(読み)じゅっちゅう

精選版 日本国語大辞典 「術中」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐ちゅう【術中】

〘名〙
計略の中。謀略のなか。手くだのうち
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「彼婦をして充分わが術中(ジュッチウ)におとしいれて其情交の密なること膠漆の如く」 〔史記‐張儀伝〕
手術をしている最中

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デジタル大辞泉 「術中」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐ちゅう【術中】

相手の仕掛けたわな。計略。

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普及版 字通 「術中」の読み・字形・画数・意味

【術中】じゆつちゆう

てだて。〔史記、張儀伝〕舍人曰く、~君、~臣をして陰(ひそ)かに君にを奉給し、君の計謀を盡さしむと。~張儀曰く、嗟乎(ああ)此れ吾(われ)中に在りて悟らず。吾(われ)君にばざることらかなり。~君の時、儀何ぞ敢て言はんと。

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