衡軛(読み)コウヤク

デジタル大辞泉 「衡軛」の意味・読み・例文・類語

こう‐やく〔カウ‐〕【衡×軛】

兵法で、陣立ての一。前線魚鱗鶴翼にし、第2陣以下を左右に縦に配した陣形。→八陣はちじん

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精選版 日本国語大辞典 「衡軛」の意味・読み・例文・類語

こう‐やくカウ‥【衡軛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 牛車(ぎっしゃ)の軛(ながえ)先端にある牛の首につける横木。くびき。〔荘子‐馬蹄
  3. ( 形がに似ているところからいう ) 合戦での陣形の一つ。前線を魚鱗(ぎょりん)か鶴翼(かくよく)にし、第二陣以下を左右に縦に置き、敵が横に展開している場合、一翼だけが対陣し、敵陣とたがいちがいになるように横に陣をしく法。敵城などへ突入して放火する時、軍勢順次引きあげる時、山岳戦などに用いられた。衡振(こうしん)。〔伊京集(室町)〕

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普及版 字通 「衡軛」の読み・字形・画数・意味

【衡軛】こうやく

車の横木。

字通「衡」の項目を見る

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