衣紋家(読み)エモンケ

デジタル大辞泉 「衣紋家」の意味・読み・例文・類語

えもん‐け【衣紋家】

公家武家装束の着装法などをつかさどった家。山科やましな家・高倉家など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衣紋家」の意味・読み・例文・類語

えもん‐け【衣紋家】

〘名〙 装束の制作様式や着用のことをつかさどった家。朝廷では特に、天皇の御召料のことにあずかる家。古くは大炊御門(おおいみかど)徳大寺両家、のちに高倉山科(やましな)の両家がもっぱらそのことに当たった。将軍家に対しても、足利氏には高倉家、徳川氏には初めは勧修寺、山科の両家、寛永三年(一六二六以後は高倉家などがこれに当たった。えもんか。

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