表現種別(読み)ひょうげんしゅべつ(英語表記)content type

図書館情報学用語辞典 第5版 「表現種別」の解説

表現種別

“表現形の内容を表現する基本的な形式を示す種別.動きの有無次元,内容を知覚するための人間の感覚器官に対応する語句を含む”(『日本目録規則2018年版』用語解説).表現形を識別するための書誌的事項(エレメント)で,記録に当たっては,テキスト,テキスト(触知),静止画,三次元資料といった規定された用語を採用することになっている.『日本目録規則1987年版改訂3版』などの以前の目録規則は,地図資料やマイクロ資料といった用語を記録する書誌的事項「資料種別」が存在していたが,内容とキャリアの両方を示す用語が混在し一貫性がなかった.そのため,RDAおよび『日本目録規則2018年版』は両者を分離し,内容に関する「表現種別」とキャリアに関する「機器種別(media type)」と「キャリア種別(carrier type)」を設けた.なお,機器種別とキャリア種別は体現形に関する書誌的事項とされている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android