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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…それがのちには女装の表着にもなり,童女や一般の日常にも着用された。(3)衵扇と書いて〈あこめおうぎ〉,あるいはたんに〈あこめ〉とよんだものがあった。男子が用いる檜扇(ひおうぎ)と同様に,衵姿の女性が持ち,ときには高貴の子弟である少年も用いた。…
…なお近世にいたっては橋数は39枚,これに花樹,山水,瑞鳥などの金銀泥絵を描き,親骨からは白,紅,紫,薄紅,黄,青などの組糸をたらし,そのもとに松,梅,橘などの造花をつけた純儀式的なものとなった。この女子の檜扇を一名衵扇(あこめおうぎ)ともいう。
[蝙蝠扇(かわほりおうぎ)]
紙扇も平安時代に極度に発達し,これが檜扇とともに中国に渡り,さらに中国からヨーロッパにひろまっていった。…
※「衵扇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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