(読み)チュウ

デジタル大辞泉 「衷」の意味・読み・例文・類語

ちゅう【衷】[漢字項目]

常用漢字] [音]チュウ(呉)(漢)
心の中。まごころ。「衷心苦衷微衷和衷
なかほど。偏らないこと。「折衷
[名のり]あつ・ただ・ただし・よし

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精選版 日本国語大辞典 「衷」の意味・読み・例文・類語

ちゅう【衷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まん中。かたよらないこと。
    1. [初出の実例]「欧羅巴本州の諸国にて文明に赴きしは新に国法を造たるに非らず唯羅馬の古法と封建の制度とを参合して其衷を折したるものなり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公一八年〕
  3. 心のうち。心中。また、まごころ。〔荀子成相

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