袖の下(読み)ソデノシタ

デジタル大辞泉 「袖の下」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐した【袖の下】

人目につかないように袖の下から贈る物。内密に贈る品物金銭。そでした。わいろ。「袖の下を使う」「袖の下を握らせる」
[類語]賄賂まいない裏金鼻薬リベートコミッション贈賄収賄実弾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の下」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 下(した)

  1. ( 多く、下に「より」「から」を伴って ) 手でする動作を、人目につかないようにこっそりとするさま。
    1. [初出の実例]「相馴進て不覚過ぬる十年余の袖の下に、二人の子共をそだてて」(出典太平記(14C後)一一)
  2. 人に知られないようにして贈り、または、もらう金品。すなわち、賄賂(わいろ)、また、心付けなど。
    1. [初出の実例]「因幡の山は公事ひいき重る 袖の下寝覚の里の包み銀」(出典:俳諧・三鉄輪(1678))

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