袖の柵(読み)ソデノシガラミ

デジタル大辞泉 「袖の柵」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐しがらみ【袖の柵】

流れる涙を袖でせき止めること。袖を川をせき止めるしがらみに見立てていう語。
「涙とまるまじきを、まして―せきあへぬまであはれに」〈・幻〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の柵」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 柵(しがらみ)

  1. 流れる涙をせき止める衣の袖を、川の流れをせき止めるしがらみに見立てていう語。
    1. [初出の実例]「なみだがはいづるみなかみはやければせきぞかねつるそでのしがらみ」(出典:貫之集(945頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android