被り(読み)カブリ

デジタル大辞泉 「被り」の意味・読み・例文・類語

かぶり【被り/冠】

かぶること。かぶるもの。「砂―」「こも―」
フィルム印画紙を現像したときに、露光しなかった部分に生じる黒い曇り。
芝居寄席などの終演。打ち出し。
芝居・寄席などの大入り
(冠)
㋐「かんむり」に同じ。
「このごろの―は、昔よりははるかに高くなりたるなり」〈徒然・六五〉
官位
「其の―に二十六しなあり」〈天智紀〉
かんむりをつけるところから》元服すること。加冠
「男君達の―などし給へるも」〈栄花・月の宴〉
負担としてしょいこむこと。
「我が了簡でしたことは、皆此の身の―となる」〈松翁道話・三〉
しくじること。
「知れると大―さ」〈洒・古契三娼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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