…(1)まず徳田球一(《赤旗》1945年11月7日)は,〈労働者による産業管理〉について,〈死にする困窮から脱する〉ために,〈資本家の(生産)サボを克服する〉ために,不可避な方法であると主張する。(2)これに対して袴田里見(《赤旗》同前)は,横断的産業別組合結成への過渡的組織としての〈工場委員会〉が追求すべき〈任務〉は,〈工場管理に参加〉することにあるとし,〈工場管理を行ふ〉ことは〈一時的〉なもので〈常道ではない〉とした。すなわち,生産管理闘争は,〈馘首反対〉〈賃下げ反対〉〈工場管理に参加〉を要求するための争議手段として位置づけられていたのである。…
※「袴田里見」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新