裂罅(読み)レッカ

デジタル大辞泉 「裂罅」の意味・読み・例文・類語

れっ‐か【裂×罅】

裂けてできたすきま。裂け目割れ目
紅海大陸の―だとしいて思ってみても」〈寅彦旅日記から〉

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精選版 日本国語大辞典 「裂罅」の意味・読み・例文・類語

れっ‐か【裂罅】

〘名〙 裂けてできたすきま。われめ。さけめ。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「裂罅」の意味・わかりやすい解説

裂罅
れっか

引張(ひっぱり)応力によって形成された岩石中の割れ目。面に直交する方向に開口するため、そのすきまを方解石石英が埋め、脈となることが多い。有用鉱物が沈着したものが鉱脈である。マグマがすきまを埋めると火山岩脈となる。未固結な下位ないし上位地層から砕屑(さいせつ)物が流入した場合は砕屑岩脈が形成される。

岩松 暉]

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