装束く(読み)ソウゾク

デジタル大辞泉 「装束く」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぞ・く〔サウ‐〕【装束く】

[動カ四]《名詞「そうぞく(装束)」の動詞化
装束を身につける。
「幼き人、参らまほしげに思ひたれば、―・かせていだし立つ」〈かげろふ・中〉
装飾をほどこす。支度する。
「唐めいたる船造らせ給ひける、急ぎ―・かせ給ひて」〈胡蝶

そう‐ず・く〔サウ‐〕【装束く】

[動カ四]《名詞「そうずく(装束)」の動詞化》「しょうぞ(装束)く」に同じ。
「舞の子ども君達いとになく―・きて」〈宇津保嵯峨院

しょう‐ぞ・く〔シヤウ‐〕【装束く】

[動カ四]《名詞「しょうぞく(装束)」の動詞化》装束を着ける。よそおう。そうぞく。
「いと細やかになよなよと―・きて」〈浮舟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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