補出羽国風土略記(読み)けいほでわのくにふうどりやつき

日本歴史地名大系 「補出羽国風土略記」の解説

補出羽国風土略記
けいほでわのくにふうどりやつき

三巻

原本 荒井徹氏

解説 山形城下両所宮の神人里見光当は進藤重記の「出羽国風土略記」の編述に協力し、置賜村山最上地方調査に当たったが、完成に至らず死去した。光当の弟子の平田一元(深瀬成文)が里見や羽柴宗古の収集した資料などを上・中・下の三巻にまとめて寛政四年八月に完成した。「出羽国風土略記」の巻一〇を補して、置賜・村山・最上地方について詳述している。

活字本 山形市史編集資料第三三号

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android