裸線(読み)ハダカセン(その他表記)bare wire; bare conductor

デジタル大辞泉 「裸線」の意味・読み・例文・類語

はだか‐せん【裸線】

絶縁体で覆ってあるものに対して、むき出しになっている導線

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「裸線」の意味・読み・例文・類語

はだか‐せん【裸線】

  1. 〘 名詞 〙 絶縁体や保護用の材料で覆われていない導線。らせん。〔和英海語辞典(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「裸線」の意味・わかりやすい解説

裸線
はだかせん
bare wire; bare conductor

線引きした導電材料をそのまま使用する電線。銅,アルミニウムなど1種類の金属から成る単金属線,銅合金アルミニウム合金など,2種類以上の金属を使った合金線,2種類以上の金属の被覆,圧接,溶着,メッキなどでつくった複合金属線,合成撚線などがある。複合金属線のうち,銅覆鋼線は鋼線の周囲に銅層を融着被覆したもので,引張り強さが大で,電流が表皮効果で表面に集って流れる場合には有効である。また鋼心アルミ撚線 (ACSR) は中央の鋼線でアルミ線の強度を補った合成撚線で,長径間の送電線に適している。その構造から,単線,同心撚線,集合撚線 (多くの素線を束ねてより合せたもの) ,平型撚線 (素線をより合せ平型にしたもの) ,編組線 (素線を数条袋編みにしたもの) ,複合撚線 (幾組かの撚線をさらにより合せたもの) などに分けられる。用途としては,鉄道の架線,送電線,電気室内の母線などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android