複数(読み)フクスウ

デジタル大辞泉 「複数」の意味・読み・例文・類語

ふく‐すう【複数】

数が二つ以上であること。⇔単数
インド‐ヨーロッパ語などの文法で、人や事物の数が二つ以上であることを示す語形名詞代名詞、およびこれを受けて変化する動詞形容詞冠詞などにみられる。⇔単数

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「複数」の意味・読み・例文・類語

ふく‐すう【複数】

〘名〙
① 二つ以上の数。⇔単数。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
② 文法で、ある名詞または代名詞の表わす人や事物がただ一個だけのものでないこと。⇔単数。〔小学日本文典(1874)〕
※学生時代(1918)〈久米正雄〉求婚者の話「もう複数で一括されるやうになった彼らは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の複数の言及

【数】より

…通常それらの言語では〈数えられるもの〉と〈数えられないもの〉とが区別され,数(すう)の区別は原則として前者において問題となる。 最も広くみられるのは単数―複数という体系である。英語でdog―dogs,book―booksは単数―複数の対立を示し,〈1〉対〈1より多〉という内容をもつ。…

※「複数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android