西の道(読み)ニシノミチ

デジタル大辞泉 「西の道」の意味・読み・例文・類語

にし‐の‐みち【西の道】

西海道さいかいどう山陽道のこと。
上代中国国使を遣わした時の西路。
「―の使…百済より還りて」〈斉明紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「西の道」の意味・読み・例文・類語

にし【西】 の 道(みち)

  1. 都から見て、西方への道。また、その地方
  2. 山陽道、西海道(さいかいどう)のこと。
    1. [初出の実例]「吉備津彦(きひつひこ)を西道(ニシノミチ)に遣し」(出典日本書紀(720)崇神一〇年九月(北野本訓))
  3. 上代、中国へ国使を派遣したときの西路をいう。
    1. [初出の実例]「西海(にしのミチ)の使、吉士長丹等、百済・新羅送使と共に、筑紫に泊れり」(出典:日本書紀(720)白雉五年七月(北野本訓))

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