西原 柳雨(読み)ニシハラ リュウウ

20世紀日本人名事典 「西原 柳雨」の解説

西原 柳雨
ニシハラ リュウウ

明治〜昭和期の古川柳研究家



生年
慶応1年7月26日(1865年)

没年
昭和5(1930)年4月27日

出身地
筑後国久留米(福岡県)

本名
西原 一之助

学歴〔年〕
福岡農卒

経歴
久留米藩士の子に生まれる。明治20年福岡農学校に入り、ついで中学博物教員免許状を得て約40年間母校教鞭を執る傍ら、柳雨と号し古川柳・狂句の分類研究に努めた。著書に「川柳膝栗毛」「川柳吉原志」「川柳江戸歌舞伎」「川柳江戸名物」「川柳年中行事」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西原 柳雨」の解説

西原柳雨 にしはら-りゅうう

1865-1930 明治-昭和時代前期の川柳研究家。
慶応元年7月26日生まれ。母校福岡農学校でおしえるかたわら古川柳の分類研究につとめた。昭和5年4月27日死去。66歳。筑後(ちくご)(福岡県)出身本名は一之助。著作に「川柳膝栗毛」「川柳年中行事」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西原 柳雨の言及

【前田雀郎】より

…10世柄井川柳の門に入り17年講談社へ入社,《面白俱楽部》の川柳欄を手伝う。選者の岡田三面子,古句研究家の西原柳雨の知遇を得て古句への探究が始まる。18年阪井久良伎(くらき)門に入り22年都新聞へ入社,翌年都柳壇の選者となり〈古俳諧に就いて〉を連載,古川柳研究家としての地歩を固めた。…

※「西原 柳雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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