西国下(読み)さいこくくだり

精選版 日本国語大辞典 「西国下」の意味・読み・例文・類語

さいこく‐くだり【西国下】

[1] 〘名〙 都から西国に下って行くこと。
椀久物語(1899)〈幸田露伴〉六「弟は三歳父様に負はれて西国下(サイコククダ)り、国隔たれば音信(たより)も疎くて」
[2] 乱曲曲名。玉林作詞、観阿彌作曲。寿永二年(一一八三)秋、平家一門が西国に落ちて行くさまを筋立てとしたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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