西大寺版(読み)さいだいじばん

改訂新版 世界大百科事典 「西大寺版」の意味・わかりやすい解説

西大寺版 (さいだいじばん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の西大寺版の言及

【西大寺】より

…鎌倉時代にはいり,1235年(嘉禎1)5月に入寺した叡尊により,戒律復興と当寺の再興が行われた。叡尊は戒律の復興を果たさんがために諸種の版経を開版,いわゆる西大寺版を印行し,子弟教育に当たった。64年(文永1)9月には光明真言会を開き,広く庶民の救済を行い,今日に至るまで当寺の年中行事の一つとして伝えられている。…

【寺院版】より

…初期のものとして《法華三大部》(1279‐96)などが知られているが盛んであったのは1600年代初めである。 西大寺版奈良西大寺の叡尊(えいそん)らの手で開版された律宗関係の本。叡尊著《梵網経古迹記科(ぼんもうきようこしやくきか)》(1275)などが含まれる。…

※「西大寺版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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