西太平洋地域ミサイル防衛構想研究(読み)にしたいへいようちいきミサイルぼうえいこうそうけんきゅう(英語表記)West Pacific area Missile Defense Architecture Study

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

西太平洋地域ミサイル防衛構想研究
にしたいへいようちいきミサイルぼうえいこうそうけんきゅう
West Pacific area Missile Defense Architecture Study

日本を含む西太平洋地域の諸国と展開米軍を,各種弾道ミサイル攻撃から守るための構想。元来アメリカ国防総省の SDI研究の一環として行われたもので,日本企業 14社 (2チーム) も委託により参加し,1988年 12月,日本本土とそのシーレーン防衛重点を置く TMDの研究を始めた。具体的脅威としては,北朝鮮の労働1号,中国の CSS-5,ロシアの SS-Dなどを想定し,地上配備と海上配備の二層の防御システムが適切との研究成果を報告した。 93年3月終了。

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