西川鯉三郎(1世)(読み)にしかわこいさぶろう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西川鯉三郎(1世)」の意味・わかりやすい解説

西川鯉三郎(1世)
にしかわこいさぶろう[いっせい]

[生]文政7(1824)
[没]1900
日本舞踊家。歌舞伎舞踊西川流 4世家元扇蔵の門弟で,市川鯉三郎と名のる俳優から,振付師に転じて改名した。4世扇蔵の没後,天保 12 (1841) 年父とともに江戸から名古屋に移り,西川流を基本に坂東篠塚の諸流や能狂言長所を取入れて,独自の芸域を編出し,名古屋西川流樹立。名古屋の歌舞伎劇場のほとんどに勢力を伸ばした。『名古屋西川流舞踊百番衣裳付』と『舞踊譜』を作った。

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