西方前遺跡(読み)にしかたまえいせき

日本歴史地名大系 「西方前遺跡」の解説

西方前遺跡
にしかたまえいせき

[現在地名]三春町西方

大滝根おおたきね川西岸の氾濫原上に立地する縄文時代中期後半―弥生時代中期・平安時代の集落跡・墓跡。昭和五九年(一九八四)から同六一年に四次にわたって発掘調査が行われた。縄文時代中期後半―末の竪穴住居跡一八棟、縄文時代後期前半の住居跡八棟(うち敷石住居跡三棟)、縄文時代晩期の住居跡八棟、縄文時代後期の配石墓三六基、弥生時代中期の再葬墓一基、平安時代の住居跡二棟のほか、土坑・埋甕が多数検出され、土器・土製品・石器・石製品が数多く出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android