西阿知新田村(読み)にしあちしんでんむら

日本歴史地名大系 「西阿知新田村」の解説

西阿知新田村
にしあちしんでんむら

[現在地名]倉敷市西阿知町新田にしあちちようしんでん

西阿知村の南西に位置し、萱(茅)新田とよばれた。「備陽国誌」「吉備温故秘録」はともに寛永六年(一六二九)墾田とする。正保備中国絵図、寛文四年(一六六四)の備前備中当御代新田帳に記載がないが、同一二年池田政言(鴨方藩)領となった新田のうちに西阿知新田がみえる(撮要録)。貞享元年(一六八四)の信州様御分知御見合帳に「西阿知村之内」三二六石とあるのが当村と思われ、正徳四年(一七一四)の備中一国重宝記では三二六石余で鴨方藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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