西鶴俗つれづれ(読み)さいかくぞくつれづれ

精選版 日本国語大辞典 「西鶴俗つれづれ」の意味・読み・例文・類語

さいかくぞくつれづれ【西鶴俗つれづれ】

浮世草子五巻井原西鶴の第三遺稿集。北条団水編。元祿八年(一六九五)刊。成稿時は未詳だが、元祿初年から同六年の西鶴没時までに書かれた各種の草稿を編集した作品か。飲酒にまつわる話題をとりあげた諸短編、女性の風俗描写を中心とした章、「西鶴置土産」風に遊興の果てを描く作品等々、各種の短編をやや雑然と収載する。俗つれづれ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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