要無(読み)ようなし

精選版 日本国語大辞典 「要無」の意味・読み・例文・類語

よう‐な・し エウ‥【要無・用ヨウ無】

〘形ク〙 必要がない。無用である。役にたたない。
※竹取(9C末‐10C初)「おろかなる人は、ようなきありきは、よしなかりけりとて、こずなりにけり」
方丈記(1212)「いかが要なき楽しみを述べて、あたら時を過ぐさむ」
[補注]かな書きの用例については、「益無し」の意とも考えられる。
ような‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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