覆下園(読み)オイシタエン

デジタル大辞泉 「覆下園」の意味・読み・例文・類語

おいした‐えん〔おひしたヱン〕【覆下園】

日光をさえぎるためにすだれやむしろでおおいをした茶畑。上質の茶を得る目的で、新芽を柔らかに育てるためにする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の覆下園の言及

【チャ(茶)】より

…園当り収量(製茶量)は,摘採対象の芽の生育程度,摘採方法によって大きく異なるが,日本では10a当り300~400kg,インドなどで120~150kgが標準である。 特殊な栽培法として,摘採前約20日間,わら,こもなどで95%程度遮光する覆下(おいした∥おおいした)園があり,玉露,てん(碾)茶など高級茶を生産する。また,防霜も兼ね,寒冷紗(しや)などで60%程度遮光する場合もあり,このような園から,かぶせ茶が生産される。…

※「覆下園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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