見晴(読み)みはらし

精選版 日本国語大辞典 「見晴」の意味・読み・例文・類語

み‐はらし【見晴】

〘名〙
① 広くあたりを見渡すこと。遠く景色をながめること。また、その景色。ながめ。眺望。「みはらしがきく」
談義本・化物判取牒(1755)三「墓所は崖作り見はらしよき所にて」
周囲を眺めるためにつくった所。見晴らし台。
湯島詣(1899)〈泉鏡花二一「見晴の鉄の欄干に凭って」

み‐はら・す【見晴】

〘他サ五(四)〙 目をさえぎるものがなく広く見渡す。遠く眺める。〔日葡辞書(1603‐04)〕
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「海を見晴(ミハ)らす遠い静かな処」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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