見逸る(読み)ミハグル

デジタル大辞泉 「見逸る」の意味・読み・例文・類語

み‐はぐ・る【見逸る】

[動ラ五(四)]見る機会をのがす。また、連れの人を見失う。
「大切の人を―・っては一大事ですと」〈漱石趣味遺伝
[動ラ下二]みはぐれる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見逸る」の意味・読み・例文・類語

み‐はぐ・る【見逸】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 見る機会を失う。見損う。また、つれの人を見失う。
    1. [初出の実例]「はは(替)りめははりめに見はぐるといふ事ア、ございやせん」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙みはぐれる(見逸)

み‐そ・る【見逸】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ある人を、実はそうではないのに、良い人だと誤って思いこむ。見そこなう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙みそれる(見逸)

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