見顕(読み)みあらわす

精選版 日本国語大辞典 「見顕」の意味・読み・例文・類語

み‐あらわ・す ‥あらはす【見顕】

〘他サ五(四)〙
全部を残りなく見る。隠されていた物事を見つけ出す。捜し出す。発見する。見きわめる。
播磨風土記(715頃)印南「彼より度り賜ひて、未だ御廬を定めずある時、大来見顕(みあらは)しき。故、美保山といふ」
和泉式部日記(11C前)「誰にしのびつるぞとみあらはさんとてなん」
正体をあばき出す。化けの皮をはがす。見破る。
源氏(1001‐14頃)手習「狐の、変化したる。憎し。みあらはさむとて、一人は、今すこし、あゆみ寄る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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