視神経交差(読み)ししんけいこうさ

精選版 日本国語大辞典 「視神経交差」の意味・読み・例文・類語

ししんけい‐こうさ‥カウサ【視神経交差】

  1. 〘 名詞 〙 視神経頭蓋腔(とうがいこう)にはいって、神経繊維半分ずつが交差すること。また、その状態。交差後の視神経は視索と呼ぶ。視交差。視神経十字。視束交差。〔医語類聚(1872)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の視神経交差の言及

【目∥眼】より

視野視力(4)視覚路 光刺激によって,興奮した視細胞からの視覚信号は,まず双極細胞(水平細胞)を経て網膜神経節細胞に送られる。ここから出た神経繊維は視神経となって眼球から出,視交叉(視神経交叉)に達する。ここで左右の視神経繊維のうち,耳側の繊維はそのまま同じ側へいくが,鼻側の繊維はそれぞれ反対側にいくというように半分が交叉する。…

※「視神経交差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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