覚成(読み)おぼえなる

精選版 日本国語大辞典 「覚成」の意味・読み・例文・類語

おぼえ‐な・る【覚成】

〘自ラ四〙 (ある状態に)思われるようになる。感じられるようになる。
源氏(1001‐14頃)柏木「いとどよにながらへむこともはばかりおほうおぼえなり侍りて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚成」の解説

覚成 かくぜい

1126-1198 平安後期-鎌倉時代の僧。
大治(だいじ)元年生まれ。藤原家忠の孫。真言宗仁和(にんな)寺の覚法法親王と同寺保寿院の永厳(ようごん)にまなび,同院門跡(もんぜき)をつぎ,守覚法親王に永厳の法流をつたえた。東寺長者,東大寺別当をつとめ,建久9年大僧正となった。建久9年10月21日死去。73歳。著作に「金玉聞書」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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