親分・子分(読み)おやぶん・こぶん

百科事典マイペディア 「親分・子分」の意味・わかりやすい解説

親分・子分【おやぶん・こぶん】

親方・子方〉とも。ある特定の社会集団の中で庇護者が従属者との間に結ぶ支配・被支配関係のことをいうが,特に両者の関係が全人格的で仮の親子関係に類するものをいう。したがって親分親方)は子分(子方)の生活上の世話をやき,子分は公私ともに親分に従う。このような関係は,日本社会の家族主義的性格を示す一つの特色で,農村や都市の職人職工親方制度,鉱山の友子(ともこ),沖仲仕,やくざ・的屋(てきや)仲間などにみられる。→網元・網子
→関連項目侠客

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「親分・子分」の意味・わかりやすい解説

親分・子分
おやぶんこぶん

親方・子方

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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