親方日の丸(読み)オヤカタヒノマル

デジタル大辞泉 「親方日の丸」の意味・読み・例文・類語

親方おやかたまる

親方日の丸、すなわち国の意》官庁公営企業は、経営破綻はたんをきたしても、倒産する心配がないので、厳しさに欠け、経営が安易になりやすい点を皮肉っていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「親方日の丸」の意味・読み・例文・類語

おやかた【親方】 日(ひ)の丸(まる)

(親方は日の丸、すなわち国の意) 経営上破綻をきたしても、国がその面倒をみてくれるからよいの意で、官庁や国営・公営企業などの安易な経営体質を皮肉っていうことば
※日本拝見‐八幡(1955)〈浦松佐美太郎〉「強兵」から「平和」へ「ここの従業員もある意味では恵まれた従業員だということになろう。『親方日の丸だ』という言葉がかつて流行したことがあるが、その言葉がよく当てはまる感じがする」

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