親日文学(読み)しんにちぶんがく

百科事典マイペディア 「親日文学」の意味・わかりやすい解説

親日文学【しんにちぶんがく】

朝鮮日本に協力した反民族的文学の意。特に1940年に創氏改名が実施され,主要新聞・雑誌が統廃合された植民地時代末期のものを指す。作品は《毎日新報》,《国民文学》などに発表され日本語の作品も多い。積極的な活動話題となるのは李光洙であるが,当時の文学者はほとんど関係している。作品傾向は様々で,その真意を断定するのは容易でない。
→関連項目張赫宙

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android