観音洞窟(読み)かんのんどうくつ

日本歴史地名大系 「観音洞窟」の解説

観音洞窟
かんのんどうくつ

[現在地名]古宇郡神恵内村大字神恵内村

古宇ふるう川右岸の凝灰岩質の崖面にうがたれた海食洞窟にある擦文文化期からアイヌ文化期にかけての遺跡。間口四メートル・奥行五メートル、高さ三メートル以上の規模があったものと考えられる。現在は国道工事により前面が削平され、間口三メートル・奥行二メートル、高さ二メートル程度が残る。洞窟内部は海岸砂および落盤した岩石により深いところでは二メートル以上の堆積があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android